たくさんのお運び、誠にありがとうございますm(__)m。Web亭落語講座、案内人の落語語朗(らくごかたろう)と申します。皆様に落語の魅力を紹介しております。

みなさんは落語をどんな手段で鑑賞していますでしょうか。お気に入りの噺家(落語家)さんがいらっしゃれば、実際に寄席や落語会に足を運んだり、DVDやCDを購入している方もいらっしゃるでしょう。ネットで動画を検索するのも良いかもしれませんね。今日は落語協会のネットを通じた活動を紹介したいと思います。

落語協会は正式名称を一般社団法人落語協会と云って、2014年の6月から柳亭市馬師匠が会長を務められています。噺家さんだけではなく、講談師さんや色物芸人さん(寄席で音曲を演じる芸人さん)も所属しています。

活動内容は落語などの芸能の伝承・後進育成や所属する噺家(落語家)さんの昇進の認定などです。つまり、噺家さんが二つ目や真打に昇進、という場合は落語協会によって認定されるわけです。

事業の一環として、落語協会ではYou Tubeを通じて「インターネット落語会」を配信しています。毎月1日、11日、21日に更新されております。「インターネット落語会」は同協会のHPのトップからも入ることができます。常席の寄席の様子を録画しての映像ですので、お客さんの笑いや拍手も拾っています。綺麗な画質、鮮明な音声で高座を楽しむことができます。

この動画は若手の方からベテランさんまで、幅広い噺家さんが登場します。いままで知らなかった噺家さんと出会えるところがとてもいいところです。特に、一般の方は若手のなかでも、なかなか二つ目さんの高座に触れる機会は少ないのですが、こちらでは二つ目さんの動画もたくさんありますので、是非、ご覧ください。更新は頻繁になされていますが、アーカイブスで過去の動画も鑑賞できます。

また、ナビゲーター役の噺家さん(主に若手の二つ目の方)が動画に登場した噺家さんの愛用している着物や扇子などの道具、日常生活のエピソードなどの秘話を紹介してくれくれたりするところも、興味深く、「へぇー」と思うことが少なくありません。

落語協会ではHPの「芸人紹介」で、同協会に所属する全芸人さんのプロフィールを紹介しています。二つ目さん以上は動画の挨拶つき、SNSのアカウントやHP、ブログ、メールアドレスを載せている方もいらっしゃいますので、芸人さんとの交流も期待できます。

落語を始めとする芸事の普及という観点では実に、上手いことやっているという感じなのですが、もう一つ、落語協会はノベリティグッズを豊富に取り揃えています。そのなかでも、協会公認キャラクターの「はなしか」くん(ちゃん…さんかも?とぼけた顔でしっぽしっぽが赤い花になっている、ゆるキャラなのですが…)を染め抜いた手ぬぐい、ちょっと欲しくなってしまいます。

以上、インターネット落語会を覗いてみようの一席でございます。お後が宜しいようで…m(__)m