「夏子の酒」の尾瀬あきらが描く落語の世界「どうらく息子」

たくさんのお運び、誠にありがとうございますm(__)m。Web亭落語講座、案内人の落語語朗(らくごかたろう)と申します。皆様に落語の魅力を紹介しております。

毎日の仕事が終わった後、皆さんなにが楽しみですか?私なんざぁ、晩酌のことですかねぇ…今日はビールにしようか、日本酒にしようか、嫁はなんの肴こさえているんだろうか…そんなこと考えながら電車に揺られております。

一昔前は都市部でもボックス席の電車も多くございましたので、そんな時はちょっと売店で一本買って…ということもありましたが、最近はロングシートの車両ばかりでございます。新宿から小田急線を使っている私の知り合いも仕事帰りはロマンスカーで飲みながら、というのが好きだったそうですが、帰宅の時間帯のロマンスカーはホームウェイという通勤客向けばっかりなんで、車内で飲むのもどうかなぁ…と云ってっておりました。

まぁ、どちらかというと洋酒よりも日本酒の方が好きですかな。そんな私が夢中になったドラマが「夏子の酒」でございます。和久井映見さん、よかったですなぁ。原作は講談社のモーニングで連載されたマンガです。作者は尾瀬あきらさんです。

その尾瀬さん、2010年から小学館のビックコミックオリジナルで落語をテーマにした作品、「どうらく息子」を連載されております。私、帰りの車中で飲むのを諦めたかわりにたいてい雑誌やコミックを買って、車中で読んでおるんですが、毎月5日と20日のオリジナルの発売日が楽しみでございます。いい年したオヤジが電車のなかで、マンガとは…と思われるかもしれませんが、マンガも日本文化の一端を担うものでございます。

ところで、話はまったくそれるのですが、ほとんど毎日のようにコンビニに寄って、雑誌やコミックを買っているのに現金払いしている自分に愕然といたしました。なんで、クレジットカード使ってなかったんだ…と思ってしまいます。雑誌やコミック、タバコなんかはどこで買っても定価です。でも、クレジットカード使えばポイント貯まるので実質的に割引みたいなもんですよねぇ…

「どうらく息子」は保育園で保父さんをしていた主人公、関谷翔太が30歳にして、落語会の実力派重鎮、惜春亭銅楽師匠に弟子入りして、噺家を目指すマンガでございます。この関谷翔太くん、就職活動に失敗して親戚がやっている保育園で世話になっておったのですが、ひょんなことから今まで全く関心のなかった落語に出会ってしまいます。

不器用な性格でいろんな失敗を重ねながら成長する姿、自分は半人前だから…と思って、思い切ってぶつかっていけない30代の恋を「紺屋高尾」に見立てて描いているところなどがみどころでございます。電車の中で読んでいて思わず涙しないように要注意でございます。

マンガのストーリーからは少々はずれますが、銅楽師匠、だいたい60歳以上の設定だと思われるのですが、おかみさんがとてもお若く美しい方でございます。私としてはそのあたりにも大いに関心があるのでございますが…なお、こちらのマンガ、柳家三三師匠が務められております。

また、他に落語をテーマにしたマンガでは「BARレモンハート」でも有名な古谷三敏さんによる「寄席芸人伝」などが逸品でございます。こちらは明治から昭和の始め頃に活躍した噺家さんたちにスポットをあてた作品でございます。噺家さんたちのエピソードだけではなく、皆さまのお爺さんやお祖母さん、ひいお爺さんやひいお祖母さんの時代の庶民の暮らしがわかるホットするマンガでございます。

以上、落語のマンガの紹介でございます。お後が宜しいようで…m(__)m